2008年04月15日

環境は「問題」なのか?

ちょっとこんなコラム?を書いてみました。どっかに載ります。



わたしたち人間は、本能的に目の前の問題を「問題」として扱いたく
なってしまうようです。目の前にハードルであれば、それを飛び越える
のか、壊すのか、避けるのか、いろいろな方策を挑んで考え、そこに集
中・熱中します。そういった行為が好きなのです。でも、その「PDCAサ
イクル」的なやり方はちょっともう限界なのではないでしょうか。そん
な気がしています。その「問題」だけに集中した瞬間に、ほかのものが
見えなくなってしまうのです。よく「集中と選択を」とありますが、環
境には集中も選択も無いのです。ある意味危険なサイクルではないかと
思います。今年は環境問題に関するプロジェクトがバブル的な傾向で、
国も行政も企業もいっせいに環境問題に取り組んでいます。もちろん、
喜ばしいことです。ですが、そうすればするほど、環境が「解決すべき
問題」として、ハードルとして明確にして越えるべき「問題」化してい
るだけのような気がします。

ハードルをいかに越えるかが問題ではなくて,ハードルを越えたり壊し
たりできるチカラを持ってしまったことが問題なのです。

環境問題に達成感は必要ありません。環境を問題として感じなくてもよ
い暮らしになることが大事なのです。

電気も使わない近代以前の暮らしを続ける「アーミッシュ」では、「目
立たないこと」が美しいとされているとを聞きました。仰天です。個を
埋没させてコミュニティを優先していくことこそが尊敬されるようで
す。思えば、権力や個性ということばは、チカラをあらわす単語です。
私自身も、どうしても表に出ようとしてしまいます。出て賞賛されるこ
とが楽しく、面白い。でも、それではダメなのかもしれません。デザイ
ンの先生が、「本当のプロのデザインとは、デザインしたことを感じさ
せないものだ」と言っていました。また、まちづくりの専門家も、「私
たちはお手伝いをしているだけ。最終的には去っていくので、地域の人
びとが立ち上がる杖であればよい」と言います。

私自身で考えると、だんだんとさまざまな委員会やプロジェクトを経て
いると、ネットワークが広がっていき、世の中の動きやシステムがある
程度わかった気になってきます。そして、何でもできそうな気持ちに
なってきます。甘い誘惑です。つないだプロジェクトが動き出すと楽し
くなってきます。その一方で、そういったすべての関係を投げ捨てた隠
遁生活にもあこがれたりします。物書きに早く戻りたいとも思ったりし
ています。インドでは定年後に僧侶の道に入るといった選択肢もあるそ
うですが。。。

環境問題をどうのこうの言う前に、わたしたちの暮らしや生き様を考え
る必要があるのではないでしょうか。切り取った問題を解く快感ではな
くて、本当にゆっくりと身体の底からわきあがるような快感を大切にし
ていくことが求められているし、志向しなければならないような気がし
ています。家族や地域での暮らしを本当に身体から見直していくことに
こそ、ハードルを溶かしてしまうような回答があるような気がしていま
す。そろそろ、私自身もそういったことを自分+家族で考え実践する時
期のようです。


  
タグ :コラム

Posted by kondoji at 12:08Comments(4)TrackBack(0)コラム

2007年09月22日

コラム終わりました

kamakiri


今週で、京都新聞の「五環生活宣言」というコラムが15回終わりました。もしも?読んでくれている方がいたら、ありがとうございました。

どこかで、エッセーを書くのは良いとありました。確かに、論文や報告書といったものとは全く異なる、アイデアや発想の芽的なものを見つけ出して書くという機会になったと思います。

とくに、同時に書いていた環境社会学会の論文とも連動して、身体参加という概念について、コラムでは事例を、論文ではやや理論をという機会になりました。

まあ、まだまだ理論化・実践化ができていませんが、五環生活のスロー人プロジェクトとも連動できそうです。

そんなときに、「駅前を何とかしたいので先生に相談したいのです」という電話が。うーん。何が言えるかとも思うし、身体参加的に言えば、「スケートボード場に」などと言ってしまうか。ふむ。そこは、ちょっと追求したい。お、久々に研究したい気が。

※写真は、ガラスに張り付いていたカマキリさん。3階なのに。  

Posted by kondoji at 12:08Comments(0)TrackBack(0)コラム

2007年09月08日

「五環生活宣言」もうすぐ終わります

京都新聞の文化欄に掲載していました、コラムですが、もう最後の原稿を書く時期になりました。今まで下記のようなものを書き散らしてきました。で、最後何にしようかと。五感マップを想定していたのですが。。。うーん、最後は暴れるかな?

「五環生活宣言」

[1]0606 「闇」の魅力
[2]0613 「輪」タクが熱い!
[3]0620 「穴」…顔出し看板
[4]0627 「溝」…モエンジョ・ダロ
[5]0704 「螺」…Antargriha Yatra
[6]0711 「型」
[7]0718 「嫋」…熊野川にみるしなやかな関係
[8]0725 「沐」…日想感
[9]0801 「汲」…水を汲む
[10]0808 「色」…色彩参画
[11]0822 「音」
[12]0829 「蝕」
[13]0905 「喰」
[14]0912 「匂」
[15]0919

もしも読んでくれている方がいたらありがとうございます。  

Posted by kondoji at 12:51Comments(0)TrackBack(0)コラム

2007年04月28日

ベロと顔

環境を考える会の会報誌すぃんきんぐに書きました。

ベロと顔

 このタイトルは何?と思われるでしょうが、今回はここ半年の怒濤の日々を振り返ってみたいと思います。やや私的な宣伝めいたことになりますが、ご容赦ください。
 「ベロ」とは、この春から彦根で営業を開始しましたベロタクシーのことです。「ベロ」とは、ラテン語で自転車のことを指します。電動アシストはついていますが、ほとんど人力で走ります。彦根で3台を運行しています。かなりテレビや新聞等に取材を受けましたので、どこかでご覧になった方も多いのではと思います。  
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Posted by kondoji at 12:11Comments(0)TrackBack(0)コラム

2006年12月21日

イルミネーション考

「すぃんきんぐ」掲載のコラム原稿です。

久しぶりのインド帰りの近童子です。このコラムを書いている時期は、もうすぐクリスマスという日々です。ってことで、クリスマスのイルミネーションを街中のいたるところで目にするようになりました。最近、とくに単独でものすごくイルミネーションに凝っている家を見つけることがあります。何でも、家の電飾専門の本も出ているそうで、一部では過熱気味な傾向もあるようです。と書いていくと、環境面からの批判かと思われるでしょうが、もうそれは十分に言われていますので、ここではあまりふれません。電気の無駄、さらに電飾をされる植物への影響等が言われています。

  
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Posted by kondoji at 08:45Comments(0)TrackBack(0)コラム

2006年11月20日

新聞コラム

某新聞から文化面コラムについて再度依頼等です。
来春からならできませんかとのこと。とてもありがたいです。

何で私が?とも考えますが、こういうコラムの仕事は、
論文でも研究でもプロジェクトでもゼミでも無いアウトプット
なので、自分を見直してかつ一般の人になにを伝えるかという
良い機会になってきました。

っていうか、そんな仕事がらみでないとできないところがおか
しいのかもしれないけれど。

来春はベロも走り出すし、さらにぐちゃぐちゃの日々のような
ことは見えているけれど、何とかがんばろうと思う。

  

Posted by kondoji at 09:55Comments(0)TrackBack(0)コラム

2006年06月04日

新聞コラム連載をちょいと遠慮

某新聞からコラム連載の依頼を受けていたのですが,ちょっと
インド行きとの調整で,インドから原稿送付になると。で,
写真や本など危険があるので,今回はお断りさせていただきま
した。残念なのですが。ちょいとまとめてみたかったのですが,
それだけに軽い気持ちは無理と。で,下記は途中やりとりして
いた構成案。
_______________________________________________________
○○新聞文化面連載contents「参加学2006」
毎週1回 1200字+写真
8回~10回

理論の支柱を。まちづくり→まち編集
人間の力おもしろさ
かかわり主義>かかわり力
自分がやってきたことの集大成的理論化の初段階
身近な環境づくり>参加力,参画力,地域参画学,仕掛け,プロセスデザイン,
まちづくりゲーム,発想力,企画力


参加学?参加という側面から社会をとらえてみる
  
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Posted by kondoji at 11:38Comments(0)TrackBack(0)コラム

2005年10月23日

MOTTAINAIとMOTANAI

理事をしている「環境を考える会」の会報誌「すぃんきんぐ」にコラムを書いています。学生と順番に担当していますが,ここにも載せてみます。最新号はそっちへならかまわないでしょう。徐々に過去のも引っ張り出しておこうと。

で,今回は今流行している「モッタイナイ」に関してです。  
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Posted by kondoji at 12:02Comments(0)TrackBack(0)コラム

2005年10月21日

「出会い系町づくり」毎日新聞コラム1014

後期に毎日新聞夕刊(西日本版)にコラムを書くことになりました。
6回シリーズです。ってシリーズといって連動しているわけでもないのですが。で,新聞に載ってから一週間後ぐらいにこちらに紹介させていただきます。といっても,原案なので,最終版は新聞本体を見てください。

第一回目は「出会い系町づくり」です。

  
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Posted by kondoji at 18:07Comments(0)TrackBack(0)コラム
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NPO法人五環生活代表理事/ 滋賀県立大学環境科学部環境政策・計画学科准教授 近藤隆二郎
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